マンションにフロントは必要?

新築分譲マンションのチラシで、
「コンシェルジェ常勤、クリーニングの受け取りからホテル並みのサービスを実現」など、ホテルのフロント並みのサービスをセールスポイントの一つに挙げている広告を見かけるようになりました。

サービスを提供することについて、良い悪いということは一概に言えませんが、ここで知っておかなくてはならないのは、

『そのサービスに対する対価も、購入した区分所有者が支払う
「管理費」の中に含
まれている』

ということです。

もちろん「マンションは管理を買え」の言葉の本当の意味は、こうしたフロントサービスの事ではありません。

10年後20年後30年後・・・将来をを見据えた修繕計画ができているか、そのための資金対策を施しているかが大事だということです。

個人所有部分と共用部分が共存する分譲マンションでは、そこに暮らす方々の相互理解がなければ共有資産としての管理は事実上できません。住民相互が協力し、管理組合を機能させて、初めて効率的、公平な管理が実現され、「管理の行き届いたマンション」と評価されます。

個人的な話になりますが、マンションを購入する際、私は「維持費、管理費のかかる施設・設備を持たない」という点をチェック項目に入れていました。ホテル並みのフロントというのも、維持費がかかるという点では同じチェックポイントですね。
どうしてもなくてはならないサービスなら別ですが、後になって維持が難しくなったり、廃止せざるを得なくなるようなものは、資産価値を高めるものとはなりえないと考えたからです。

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