総戸数は、記載の通り、そのマンションの個別の住戸数です。
販売戸数は、販売される住戸数。
マンションのチラシには、この2つを明記することが義務付けられています。新築物件の場合、両社が同数であれば特に問題はありません。
マンションのチラシをよく見ると、総戸数よりも販売戸数が極端に少ないことがあります。
その場合は、理由を確認しておく必要があるといえます。
考えられる理由として、
①販売会社が1期2期・・・と、分けて販売している。
②地元優先住戸、事業主が募集していた会員に対して
優先販売した 住戸を差し引いている場合
③元の地主と、等価交換で取得した住戸の分を差し
引いている場合。
①②は、特に問題はありません。
気を付けた方が良いのは、③の等価交換の場合です。
等価交換とは、簡単に言うと、元地主に土地を提供してもらう代わりに、その価値に見合う位の部屋と交換することです。
そして取得した部屋の一部は賃貸に出されるケースが殆どです。
この場合の問題点というのは、入居後の管理組合の運営に関してです。
マンションでの議決権は、通常、1入居者に付き原則1票とされています。しかし、専用部につき1票となった時、管理面における権限を元地主が複数票持つことになり、管理組合の運営が円滑に行われなくなる事もあるのです。
また、永く住むことを考えている区分所有者と、賃貸入居者の間には、当然意識の違いがあります。
その差が共用部や共有施設の使い方などにでて、トラブルの原因にもなりかねません。
資産価値の高いマンションを購入しようと思ったら、このような点も、考慮に入れておくことが大切でしょう。
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