「マンションの価値が管理で左右される」のに対し、
「戸建ての価値は土地で左右される」といわれています。
想像してみてください・・・
戸建ての場合は、資産価値が土地そのものであることが多く、敷地の広さや交通の便が重視されますね。金銭的に折り合いさえつけば、何度でも建て替えることは可能なのですから。
対するマンションはどうでしょう・・・
マンションは立地と建物自体の管理が大きな要因になります。
複数の区分所有者からなるマンションは、それぞれの事情もあり、簡単に建て替えることはかなり難しいのが現状。
そのため(きれいに住むことも大切ですが)外壁の塗り替え、共用部分の補修工事など、建物自体の美しさを維持していくことが大切です。
しっかりとした修繕計画、それに伴う修繕積立金を確保しているかは、マンションの価値を考える上で大変重要だと言えます。
分譲マンションは大切な個人資産の集合体。
個人所有部分と共用部分が共存する分譲マンションでは、住民相互の理解と協力がなければ共有資産としての管理はできません。
これが「管理組合が機能しているマンションは将来も安心して暮らせるマンションだ」といわれる理由の一つです。