駐輪場問題(駐輪ステッカー実践編)

駐輪場問題で、完璧な解決策というものはないと思いますが、それぞれの管理組合で対策を立てることはできます。
以下は私の住むマンションで実施した駐輪場の解決の手順です。

①管理規約の確認
自転車・駐輪場使用に関して規約がどうなっているかを調査・確認

②自転車の保有台数の調査を実施
管理組合理事会にてアンケートを作成。各戸の現在の保有台数、これからの保有予定台数、処分希望台数を提出してもらう。

アンケートを基に、現状の把握、駐輪場の台数と見合うかどうかを検討。
ここで、保有自転車が、駐輪場利用可能台数を超える場合は、駐輪場の新設、増設の検討となり、総会開催の運びとなります。

また、規約細則を作成する場合、理事会にて検討し、改正案を作成、総会にて承認を得る必要があります。

③「通し番号入りの駐輪ステッカー」を各戸に必要台数分配布
駐輪ステッカーは有料、無料、色々な考え方があると思いますが、今回のケースでは無料で配布することになりました。

ステッカー(シール)には通し番号を付し、管理会社によって管理がなされています。記載の番号で(管理会社には)持ち主の識別が可能なため、管理運営・マナー向上に役立っています。

駐輪場は共用部に当たるため、駐輪ステッカー(シール)を有料化しているところもあります。保有台数の多い所は台数に比例して負担してもらいます。利用料は修繕積立金に加えていくなどで、より公平性を保つという方法です。

④シールを貼っていない自転車の排除
期限を切って駐輪ステッカーを貼付してもらい、張っていない自転車は、管理組合によって強制排除できる旨掲示。
駐輪場の管理は、管理会社に委託管理をお願いしているので、ステッカー(シール)のない自転車は、管理会社で対処してもらっています。

駐輪場問題で、完璧な解決策というものはないと思います。
でも、あきらめず、小さな一つ一つから見直し、ルールを作っていくことはとても大事なことです。

駐輪場問題が発生したとき、管理組合がどのように対応するかが早期解決につながり、ひいてはマンションの資産価値の向上にもつながるということを、今回改めて感じました。

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