マンションの値段の付け方にはいくつかの方法があります。
【原価積算法】
土地の仕入れ価格、建築費にかかった費用から計算して物件の販売価格を付ける方法。一般的には、新築分譲マンション、住宅供給公社が販売する新築物件の価格はこの方式で販売価格を付けることが多いようです。市場価格と格差があった場合など、売れ残り物件が多くでることがあります。
【取引事例比較法】
販売しようとしているマンション周辺の物件価格を参考にして付ける方法。
中古マンション価格は、主にこの方法で物件価格を決める場合が多く見られます。
新築分譲マンションを売却する場合、また中古分譲マンションを購入する場合はこの点を注意なさると良いでしょう。
【収益還元法】
販売しようとしている物件が、いくらで貸せるかという事を基に、物件価格を付ける方法。これからのスタンダードな物件価格の付け方になっていくのではないでしょうか。賃貸に出す場合、「いくらくらいで貸せる物件か」という点は、重要です。別の表現方法としては、「利回りを基に販売価格を決める」ということも言えます。
これからマンションを購入する場合、検討している物件が、高いか安いか、また適正な値段であるかを見極める、一つの物差しになるのではないでしょうか。
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